富山市は、環境未来都市計画の政策の一つである「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を核に、人と地球環境に優しいまちづくりを進めています。現在、富山市は、環境未来都市(国内で11都市が認定)、環境モデル都市(国内で23都市が認定)に認定されるとともに、国連のエネルギー効率改善都市にも国内で唯一選ばれています。
富山県支部まちづくり委員会として、自分たちの住む市や町の施政を知るため、試験的に組織内議員のいる富山市にポイントを絞り、2015年5月22日に視察と勉強会の2部構成で、富山市のコンパクトシティ戦略や環境政策を学ぶ機会を設けました。
参加者は、まちづくり委員会のメンバーと加盟組合員の総勢21名で、特に前半の視察については市議会議員のアテンドを受けました。主なカリキュラムは以下の通りです。
1.視察
(1)七橋めぐり:遊覧船に乗り、市内を流れる松川の歴史とまちの変遷について学ぶ
(2)市内の公共交通機関「ライトレール」の乗車体験
(3)富山市エコタウンの視察:@難処理繊維および混合廃プラスチックリサイクル施設、A生ごみおよび剪定枝のリサイクル施設
2.勉強会
(1)講演1:「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」講師-富山市都市整備部次長
(2)講演2:「コンパクトなまちづくりを基本とした環境政策の推進」講師-富山市環境部参事
(3) 総括 :「富山市市政報告」講師-富山市市議会議員 針山 常喜氏
丸1日がかりの盛り沢山な内容となりましたが、富山市の取り組む主要政策の実態を目の当たりにできたとともに、頭で理解することもできた視察だったと思います。
参加者アンケートでは、多くの参加者が充実した視察であり、議員と行政が身近に感じられたとの声も多く良い機会となりました。
今後、今年度中にまちづくり委員会を開催し、本年度の総括を踏まえ、多くの加盟組合員に参加してもらえる活動を進めていきたいと考えています。