初開催−「富士吉田せんいサミット」に参加

2016.3.11

富士吉田せんいサミット−シンポジウムの様子

 2016年3月11日〜12日の2日間にわたり山梨県で開催された「富士吉田せんいサミット」に参加しました。
これは富士吉田商工会議所の共催で、日本の繊維産業の振興とグローバル化への対応促進を目的とするイベントです。初日には、富士吉田市の繊維メーカーの視察と交流会がありましたが、UAゼンセンチ―ム(本部まちづくり担当、製造産業・流通各部門、山梨・兵庫各県支部、総勢6名)は2日目の「日本の繊維産業のグローバル化」をテーマとしたシンポジウムに参加しました(兵庫県支部のみ初日より参加)。参加のきっかけはこのイベントの仕掛け人である兵庫県立大学大学院客員教授の勝瀬典雄氏の呼びかけです。
 勝瀬氏は、国内各地の産業振興や地域産品のブランド化で全国的に有名な方で、UAゼンセンも本部をはじめ大阪府支部や兵庫県支部が講演や助言等でお世話になっています。
 シンポジウムのパネリストは、欧州や日本のデザイナー、国内の繊維生産地の代表者(足利市、米沢市、石川県、岩手県)等多彩で、UAゼンセン関係では前常任中執でまちづくり担当の杉山氏が登壇しました。海外のデザイナーから「日本の繊維製品は高品質だが海外での知名度が低い」との指摘を受ける一方、国内産地の関係者からは「どう売り込み、商売としてどのように伸ばしていけばよいのか」という悩みの声もあがりつつ、最終的には「産地やデザイナー、流通・小売、広報など異なる分野の連携が重要だ」との認識で一致し、「今後、海外展開や産地のブランド化を進める仕組みを共に考えていこう」との結論を得ました。