まちづくり委員会で検討を重ねてきた結果、飛騨市宮川町種蔵地区の棚田の雪庇落とし(せっぴおとし)に取り組みました!

2017.3.4

かなりきつい棚田の雪庇落とし

作業の説明を受ける参加者

雪深い宮川町種蔵地区

 岐阜県支部まちづくり委員会では、これまで、具体的な活動をどうするか検討を重ねてきましたが、この度、初めて棚田の雪庇落としの活動に参加しました。
2017年3月4日、場所は岐阜県の北部、飛騨市宮川町の種蔵地区(たねぐらちく)で、棚田保全活動の一環として「種蔵を守りはぐくむ会」のメンバーや地元の人達とともに2時間ほど作業を行いました。具体的には、棚田の石垣が積もった雪の重さで崩れないように、雪庇(せっぴ=雪のひさし)を落とす作業です。
 3月に入った時期ですが、山間部のため雪はかなり深く、「かんじき」という雪上の歩行用具を身に付けていないと腰まで雪に埋まり歩くことができません。また、標高2,000mを超える高地のため、かなり息苦しさを感じる中でのきつい作業でした。
 しかしながら、作業後には、「種蔵を守り育む会」のご厚意により交流会を開いていただき、地元でとれたイノシシやシカの肉を振る舞っていただくなど大歓迎を受け、お互いの絆が深まったことを感じる、とても楽しいひとときでした。
 今後も、今回の出会いを大切にして、種蔵地区での活動を継続していきます。次回は夏に、棚田の草取りを行う予定です。