今年も飛騨市宮川町種蔵地区(たねくらちく)の棚田の雪庇落としを実施!

2018.3.4

今年も多くのなかまが参加した−みんなで記念撮影!

 岐阜県支部まちづくり委員会では昨年より飛騨市宮川町種蔵地区(たねくらちく)の棚田の維持・保存に取り組んでいます。今年度も冬季の取り組みとして3月4日に、棚田に降り積もった雪庇(せっぴ)を落とす作業を行いました。
 種蔵地区は、棚田と板倉(食料などを保管する蔵)がみせる美しい景観で有名です。特に棚田は、食糧難を解消するため昭和初期に緩やかな傾斜地に石を積み上げて作られたもので、古くから残る板倉と合わせて環境省の「全国かおり風景100選」、岐阜県の「明日の宝もの」に認定されています。
 とにかく雪深い地域で、雪庇を落とさないと雪の重みで棚田の石垣が崩れていくこということです。
 当日はバスをチャーターし総勢24名で種蔵地区に乗り込みました。幸い晴天に恵まれましたが、「かんじき」という雪用の器具を足につけていないと雪にはまって身動きがとれなくなります。作業は途中休憩をはさみながら約2時間半、大変な重労働でしたが、終了後は達成感、充実感、一体感でいっぱいでした。また、地元のみなさんにもとても喜んでもらいました。